こんにちは、ゲスな銀行員ことうたの(@utano_bank)です。
今日は火災保険のお話。
住んでいる家が火事になったり、洪水にあった時に保障される保険ですね。
実は、火災保険は2019年10月から保険料が値上がりする予定です。
「それって持ち家に住んでる人の話でしょ? うちは持ち家じゃないから関係ないよ」というあなたにも、大いに関係のあるお話。
この記事では、とっつきにくい火災保険についてわかりやすく解説しました。
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もくじ
2019年10月から火災保険は値上がりする
2019年5月10日の報道によりますと、大手損害保険会社4社は今年10月から火災保険料を全国平均で5~10%値上げすると発表しました。
【参考】朝日新聞デジタル 記事
「火災保険料5~10%値上げへ」
【記事のポイントと値上げの理由】
・近年は大型の台風や豪雨が相次ぎ、保険会社の保険金支払いが増えたため
・10月からの消費税増税に伴い、経費がふえるため
・中には21%以上の大幅な値上げになるパターンも!
火災保険料はどのように決まる?
では、そもそも火災保険料はどのように決まるのでしょうか?
保険料を少しでも安くおさえるために、まずは火災保険の仕組みをご説明します。
火災保険料は主に、住んでいる地域、建物の構造、広さ、その他オプションで決まります。
住んでいる地域
まず、建物が建っている都道府県別に料率が決められています。
これは過去の水害や地震などの起こりやすさ、保険金の払われた件数によって決められています。
今回の報道によると、
例えば東京都のマンション構造で 20.4%の値上げ。
大阪府のマンション構造で、12.0%の値上げ。
熊本の木造一戸建てで25.9%の値上げ予定となっています。
建物の構造
建物は大きく、マンション(M構造)、鉄骨・鉄筋(T構造)、木造(H構造)の3つにわけられます。
マンション < 鉄骨・鉄筋 < 木造
の順に保険料が高くなる傾向にあります。
一般的に木造家屋の方が、鉄骨造やマンションよりも火災や水害によるダメージを受けやすいとされています。リスクが高いと、その分保険料が上がるわけですね。
また、木造であっても省令準耐火構造など一定の防火基準を満たしていれば保険料が割引になるケースもあります。
ちなみに構造の名称は、アルファベットのマンションのM、鉄骨のT、木造は非耐火構造のHの頭文字をとって付けられています。
知っておくと、火災保険の見積もりや契約証券を読み取るのに便利ですよ。
建物の広さ
家が燃えたり、水害で流されたり、土砂崩れが起きたりと、もしもの時に家を再建するための費用が火災保険です。
そのため、建物が広いほどたくさん再建費用がかかるため、その分保険料も高くなります。
その他 特約=オプション
たとえば
盗難補償……家にドロボウが入って、窓を壊され、現金とパソコンが盗まれた
という場合、壊れた窓の費用・盗まれた現金・パソコンの費用が保険金として支払われます。
類焼損害特約……自分の家から火事を出してしまい、隣の家にも燃え移って被害が出てしまった
という場合、隣の家の再建費用が保険金として支払われます。
実は法律上は賠償責任はないのですが、火事だしてお隣さんに被害を出したらとても住みづらいと思うので、特約を付ける人はいます。(うたのも実は類焼損害特約を自宅につけています)
特約=本来の保障以外のオプション だと思っていただいたら結構です。
火災保険の見直しをすべき人
では、今回の値上がりを前に火災保険を見直した方がいい人は、どんな人でしょうか?
1年毎の更新の火災保険に入っている
火災保険あるいは火災共済は毎月払い・1年払い~最長10年分一括払いまで選ぶことができます。
そして、長期で加入した方が割引率が高いです。
*1年払いと10年一括払いを比べた場合、割引率は約18%ほどが相場となっています。
*2015年までは最長35年まで一括払いできたのですが、現在は最長10年となっています
ちなみに全労済やコープ共済などの火災共済は毎月払いや1年払いのケースが多いので、長い目でみると長期で加入できる大手損保の方がおトクな場合もあります。
*火災共済…農協やコープ生協、全労済、県民共済など保険会社以外が行っているものを火災共済と言います。厳密にいうと営利を目的としない、組合員のみが対象など違いがあるのですが、中身はほぼ火災保険と一緒と思っていただいて結構です。
家財に保険をつけていない もしくは充分ではない
火災保険は大きく、「建物」と「家財」に対する保証に分けられます。
建物は柱や壁、屋根、ドア、窓、など建物の構造に関する部分が破損した時に支払われます。
家財は、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコンなどの家電製品。
テーブル、イス、ソファー、などの家具。
洋服やバック、アクセサリー、そして現金も家財に含まれています。
「家にはどうせ大した家財もないし、家財への保険はいらないよ」
そうお考えのあなた。試しに家にある家財を全部燃やしてみてください!
というのは冗談ですが、周りにあるものを見渡して、
「これ、もし万が一燃えちゃったら、新しく買い揃えるのにいくらかかるだろう?」
そういう風に想像してみると、意外と多くの家財に囲まれて過ごしているのが実感できると思います。
そして、この家財保険、保険料を安くするために結構削ってしまうポイントでもあります。
ちなみに家財保険の世帯別の加入率は約60%というデータがでております。
逆に言えば、10人に4人は家財に保険をかけていないことになりますね。
・マイホームを購入する時に、住宅業者に言われるがままに火災保険に入った方
・自己資金がカツカツだったので、安い保険に入った
そんなあなたは、これを機会に見直してみることをオススメします。
\家財の保障、ちゃんと加入してますか?/
風水害の保証が充分ではない
引用:火災保険の支払事由グラフ セゾン自動車火災(2015年度)一戸建ての場合
実際に火災保険はどんな時に支払われている場合が多いのか見てみましょう。
1位 風災、雹(ひょう)災、雪災
2位 火災、落雷、破裂、爆発
3位 水漏れ、物体の飛来
「火災保険」と聴くと、家が火事になった時に保険金がおりる。
というイメージがあるかもしれませんが、実は表をみても分かる通り、台風で屋根が傷ついたり、大雪でカーポートが崩れたなど、雨風や雪の被害がトップとなっています。
特に最近は大型台風やゲリラ豪雨による洪水など、大雨による被害がたくさんありますよね。
ところで、この風水害による保証なのですが、安い保険に入っていると外されているケースも見受けられます。
また、家が火事になった時は全額保証されるけど、水害の際は半分しか保証されない、という契約になっている場合もあります。
全労済やコープ共済はこのパターンがちらほら……
10月から値上がりする前に、保証を見直しするのがオススメです。
地震保険に加入してない
日本列島を襲う大きな地震。
熊本地震(2016年)や北海道胆振地震(2018年)、大阪府北部地震(2018年)など、みなさんの記憶にも新しいかと思います。
地震大国と呼ばれる日本。僕も関西に住んでいるので今後30年以内に発生確率80%とも言われる南海トラフ巨大地震も非常に気になります。
ご存知の方もいるかも知れませんが、地震が原因で起こった火災や津波による損壊などは、火災保険だけでは保証されません。
プラスで、地震保険に加入している必要があります。
ちなみに地震保険に加入している世帯の割合は、63.0%。(2017年)
もし、加入されてない方は、ぜひ保険内容の見直しを検討しましょう。
\地震が起こってからでは遅い! 少しの掛け金で安心!/
賃貸に住んでいる人も大いに関係がある
「うちは賃貸に住んでいるから関係ないよ」とお思いのあなた。
「建物」が燃えたり、水害にあった時の保証は大家さんが加入しているはずですが、「家財」の保険はきちんと加入していますか?
賃貸の場合であっても、通常「家財保険」は借り主(実際に住んでいる人)が加入する必要があります。
大手の不動産屋さんですと、契約した時に家財保険もセットで加入しているケースがほとんど。しかし街の不動産屋さんだったり、自分の知り合いから借りている人は実は家財保険に加入していないケースも。
まずは、大家さんや契約した不動産業者に一度確認してみましょう。
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「今の保険だと水害の保障が不安、保険料がどれくらいかかるのか気になる」
火災保険の見直しに興味のある方へ、耳寄りなサービスをご紹介します。
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同じ保証内容なら、少しでも安く済ませたいもの。
買い物をする時にどうすれば安くすませられるか?
答え:複数の会社から見積もりをとって比較する
ですが、いちいち保険会社ごとに窓口にいくは面倒ですよね。
最短3分で簡単な質問に答えて必要事項を入力するだけで、最大15社へ一括見積もりできるサービスがあります。
東京海上、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイといった大手4社はもちろん、ネット系で最近CMでもよく見かける楽天損保やAIG損保もあります。
入力すべき質問内容も、住宅の所在地、延床面積といったものから
「盗難補償は必要ですか?」などといったやや専門的なものもわかりやすい注釈がついていて、保険のことがよくわかっていない人でも安心して利用できます。
また、一括見積もりを申込んでも、契約の義務が発生するわけでありません。
わからない部分は、各保険会社の担当者に納得のいくまでメールや電話等で質問ができます。
まずは、自分の大事な住まいの保障を確認するような気持ちで、気軽に見積してみてはいかがでしょうか?
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